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【調査データ】オンラインオリパ26サービスの運営会社・古物商許可を全社調べた結果

オンラインオリパ26サービスについて、運営会社(法人名)と古物商許可の公開状況を1社ずつ調べた記録です。オリパは中古カードを扱うため、事業として売買するには古物商許可が必要です。にもかかわらず、許可番号がどこまで公開されているかを横並びで確認したデータは、当サイトが調べた限り他にありませんでした。調査方法・調査日・確認の強さを明示して公開します。報道・研究・注意喚起の目的での引用を歓迎します(出典表記のお願いは末尾)

調査日: 2026年7月19日〜7月23日 / 最終更新: 2026年8月20日

このページの位置づけ特定の事業者の適法・違法を判定するものではありません。「公開情報から何が確認できたか」の記録です。許可の有無そのものではなく、利用者が自分で確認できる状態になっているかを見ています。番号を確認できなかったことは、無許可を意味しません

調査の要旨

  • 1. 調査対象は26サービス(うち1サービスは調査継続中のため、以下の集計は25サービス)
  • 2. 運営会社の法人名は、25サービスすべてで特定できました
  • 3. 古物商許可の「番号」まで確認できたのは14サービス(56%)
  • 4. 許可の取得は確認できるが、本調査で番号を記録していないのが9サービス
  • 5. 番号を公式で確認できなかった、または情報が食い違っていたのが2サービス(詳細は後述)
  • 6. 実店舗を併せ持つのは6サービス

調査方法

  1. 1. 各サービスの公式サイトで特定商取引法に基づく表記を探し、運営会社名・所在地を記録
  2. 2. 同じく公式サイト内で古物商許可の記載(公安委員会名・許可番号)を探す
  3. 3. 公式サイトが動的に描画され直接読み取れない場合は、独立した複数の媒体で同じ内容が報じられているかを確認
  4. 4. 媒体間で記載が食い違う場合は、「確認できなかった」として記録(一致していないものを事実として扱わない)
  5. 5. 記載の有無を、下記の3階層で区別して記録
確認の3階層(凡例)
編集部が確認。公式サイト・特商法の表記・規約など一次情報を直接読んで確認した
複数の媒体が一致。公式を直接読めないが、独立した複数の媒体が同内容を報告している
媒体の記載。特定の媒体が書いているのみで、裏付けが取れていない

調査結果一覧(26サービス)

運営会社・古物商許可の公開状況
サービス運営会社古物商許可確認
日本トレカセンター株式会社日本トレカセンター(東京・日本橋)取得済み(公式に記載)
clove(クローブ)株式会社トラストハブ(2019年5月設立)取得済み(公式に記載)
ビクトレサイバーステップ株式会社(東証上場・証券コード3810)東京都公安委員会 第304421804797号
オリくじ株式会社H&F(富山県)第501230008635号
DOPA(ドーパ)株式会社sinsa取得済み
オリパワン株式会社KECAK(2024年4月設立)東京都公安委員会 第301032417938号
オリパスタジアム株式会社ミックス東京都公安委員会の許可を取得済み(公式に記載)
フォーチュンクッキー株式会社DENDOH取得済み
オリパフリークス株式会社Algologic第303292617807号
ポケットクロスポーション株式会社東京都公安委員会 第303312416062号
エクストレカ株式会社ミライラボラトリー(1994年設立)取得済み(公式フッターに番号を記載)
トレカレインボー株式会社RightPeace(宮城県名取市)宮城県公安委員会 第221060001046号
ペンギンガチャ株式会社Lisbe(大阪市浪速区)第62112R052153号
くじ鶏トレジャーハブ株式会社(東京都文京区本郷)公式で確認できず(媒体間で記載が食い違う)
アイリストレカ株式会社crafty(東証グロース上場企業のグループ会社)第501030007417号
bee本舗株式会社山王商会(大阪市浪速区)番号を確認できず(公式の案内どうしが食い違う)
Dオリパ株式会社Dオリパ(親会社:合同会社DMM.com)公式サイトに明記あり
どっかん!トレカマーキュリー株式会社古物商営業許可 301112421548
ポケパ365三河デザイン合同会社(東京都豊島区)東京都公安委員会 第305512515162号
ドラゴンスター株式会社ジェイフード中古カードを扱う古物商(番号は未記録)
おりパンダPandaverse株式会社(さいたま市)東京都公安委員会 第302172615461号
ICHICA(イチカ)株式会社Seleby(設立2021年)確認できるとされる(番号は未記録)
TORAオリパ株式会社CROS(埼玉県)第441280002296号
スパークオリパ株式会社Up field(東京都渋谷区)第305552321086号
イブガチャ株式会社Caffee(千葉市中央区)千葉県公安委員会 第441050002743号
ALPHA調査継続中のため集計から除外

古物商許可番号の照合手順|誰でも再現できます

本調査の中心は「古物商許可番号を利用者が確認できる状態にあるか」です。この確認は、専門知識がなくても誰でも実行できます。手順を公開しますので、本データの検証にも、ご自身がサービスを選ぶ際にもお使いください

  1. 1. 公式サイトで「特定商取引法に基づく表記」を開く。フッターにリンクがあることが多く、見つからない場合は「特商法」「会社概要」で探します
  2. 2. 古物商許可番号を探す。「第◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯号」という12桁前後の数字です。フッターに直接記載している社もあります
  3. 3. 番号の先頭2桁で公安委員会を特定する。先頭は都道府県コードにあたり、たとえば「30」は東京都、「44」は千葉県、「22」は宮城県、「50」は富山県、「62」は大阪府に対応します
  4. 4. 該当する都道府県警察のサイトで「古物商許可業者一覧」を開く。多くの都道府県警がPDFまたは検索ページで公開しています
  5. 5. 番号または法人名で照合する。一致すれば、その番号は実在する許可であると確認できます
照合できないこと自体は違法を意味しません一覧の更新頻度や公開範囲は都道府県によって異なり、記載形式の違いで見つけにくいこともあります。本調査で「確認できず」としたのは、あくまで公開情報の範囲で利用者が照合できなかったという事実の記録であり、無許可営業を主張するものではありません。この区別は、本データを引用される際にも維持していただけると幸いです

個別調査記録|26サービス

各サービスについて、何をどこで確認できたかを記録します。「確認」欄は前述の3階層(①編集部が確認/②複数媒体が一致/③媒体の記載)です

調査①〜⑬(先行して調査した13社)

個別記録
サービス記録内容
日本トレカセンター運営=株式会社日本トレカセンター(東京・日本橋)。古物商許可は公式に記載。公式・規約・特商法を通読して調査。発送は公式表記で「出庫依頼から原則24時間以内」(①)
clove(クローブ)運営=株式会社トラストハブ(2019年5月設立)。古物商許可は公式に記載。実店舗を秋葉原・名古屋大須・大阪の3店で確認。公式表記の発送は10〜15営業日(①)
ビクトレ運営=サイバーステップ株式会社。東証グロース上場・証券コード3810で、上場企業が直接運営する例。古物商許可=東京都公安委員会 第304421804797号(①)
オリくじ運営=株式会社H&F(富山県)。古物商許可=第501230008635号。課金上限を利用者自身が設定できる機能を確認。発送に300有償コインが必要との記載あり(①)
DOPA運営=株式会社sinsa。古物商許可を取得済み。確率に加えて排出履歴(S賞・A賞が何口目に出たか)を公開している点を確認(①)
オリパワン運営=株式会社KECAK(2024年4月設立)。古物商許可=東京都公安委員会 第301032417938号。規約に「表示口数は販売開始時点の数」という注意書きを確認(①)
オリパスタジアム運営=株式会社ミックス。東京都公安委員会の許可を取得済みと公式に記載。規約を通読し、カードの配送申請の期限72時間を確認。これは本調査26社で最長(①)
フォーチュンクッキー運営=株式会社DENDOH。古物商許可を取得済み。ポケカ専門・低額中心で、商品に「翌朝発送」マークが付く弾を確認(①)
オリパフリークス運営=株式会社Algologic。古物商許可=第303292617807号。1ポイント(1円相当)から引ける枠を確認(①)
ポケットクロス運営=ポーション株式会社(東京都渋谷区)。古物商許可=東京都公安委員会 第303312416062号。送料は原則無料、支払方法9種類を確認(①)
エクストレカ運営=株式会社ミライラボラトリー(1994年設立)。古物商許可番号は公式サイトのフッターに記載。天井が機能として実装されている点を確認(他社は商品説明内の表現)。秋葉原に実店舗(①)
トレカレインボー運営=株式会社RightPeace(宮城県名取市)。古物商許可=宮城県公安委員会 第221060001046号。自社に不利な条項を規約や案内に自ら明示している点を確認(①)
ペンギンガチャ運営=株式会社Lisbe(大阪市浪速区)。古物商許可=第62112R052153号。特商法の表示は送料無料だが、複数媒体が「3,000pt以上でまとめて発送依頼」を共通して推奨しており、閾値構造とみられる(①+②)

調査⑭〜㉖(実店舗保有社・新規調査社を含む)

個別記録(続き)
サービス記録内容
くじ鶏運営=トレジャーハブ株式会社(東京都文京区本郷)。公式サイトで古物商許可番号を確認できず。さらに、あるオリパ紹介媒体が同一記事内で2つの異なる許可番号を記載していた。番号が一致しないため、どちらも事実として扱っていない(⚠)
アイリストレカ運営=株式会社crafty。公式表記によれば東証グロース上場企業のグループ会社。古物商許可=第501030007417号。池袋店はポケモンカードゲーム公式の店舗検索に掲載されていることを編集部が確認(媒体記載を一次情報で照合した例)。規約に返品・交換には開封時の動画が必要、賠償額の上限は会員あたり一律1万円かつ直近1ヶ月分と明記(①)
bee本舗運営=株式会社山王商会(大阪市浪速区)。公式の案内どうしで記載が食い違い、古物商許可番号を特定できなかった。実店舗6店を確認。本調査26社で唯一、オリパ専業ではない社(買取が本業)。またオリパに関する規約が見当たらなかった(⚠)
Dオリパ運営=株式会社Dオリパ、親会社は合同会社DMM.com。古物商許可は公式サイトに明記。DMMポイントが使える点を確認(①)
どっかん!トレカ運営=マーキュリー株式会社。古物商営業許可 301112421548。1/2で消費ポイントの倍が返る「極ニブイチ」を確認。発送依頼は3,000ptから(①)
ポケパ365運営=三河デザイン合同会社(東京都豊島区)。古物商許可=東京都公安委員会 第305512515162号。本調査26社で唯一、全オリパの排出割合を公開。S賞0.20%・A賞2.60%・B賞24.20%・C賞73.00%=合計100%(①)
ドラゴンスター運営=株式会社ジェイフード。全国およそ14〜15店を展開し、本調査で店舗数は最多。通販の「お楽しみ袋」・店頭・自販機が中心で、オンライン専業のガチャ型とは性格が異なる(③)
おりパンダ運営=Pandaverse株式会社(さいたま市)。古物商許可=東京都公安委員会 第302172615461号。ポケカ専門で、各オリパの確率・当たり内容をガチャ詳細に明示していると複数媒体が報告。2026年3月開始(②)
ICHICA(イチカ)運営=株式会社Seleby(設立2021年)。特商法表記と古物商許可が確認できるとされる。ポケカ・ワンピース・ドラゴンボールを扱い、50円程度から(②)
TORAオリパ運営=株式会社CROS(埼玉県)。古物商許可=第441280002296号がサイトに記載。ただし複数の媒体が「法人向け公式サイトが見当たらない」「所在地の詳細が限られる」「古物商許可番号が公的一覧で確認しづらい」と指摘。詐欺と断定できる根拠は確認されていないが、運営体制の厚みは薄いのが実態(②+⚠)
スパークオリパ運営=株式会社Up field(東京都渋谷区)。古物商許可=第305552321086号。2023年11月開始と、新興が多い中で複数年の運営実績。送料は全国一律120円程度との報告(②)
イブガチャ運営=株式会社Caffee(千葉市中央区)。古物商許可=千葉県公安委員会 第441050002743号。実店舗「カードショップイブ」を運営する法人。発送は3〜7日程度との報告(②)
ALPHA(アルファ)調査継続中のため、本集計から除外。当サイトは過去にこの社について別サービスと取り違える誤りを起こしており、その反省から「一致する箇所の数ではなく、独立した情報源の数で判断する」「同定は公式の特商法に記載された法人名から行う」というルールを設けた。確認できるまで推奨も否定もしない

主な発見

発見1:番号まで公開しているのは半数強にとどまる

古物商許可は、中古カードを事業として売買するために必要です。しかし許可番号まで利用者が確認できる状態にあったのは、25サービス中14サービス(56%)でした。残りは「許可を取得している」ことは読み取れても、番号までは本調査で記録できていません。番号が公開されていれば、利用者は各都道府県公安委員会の古物商許可業者一覧と照合できます。公開の有無は、利用者が自分で検証できるかどうかを分けます

古物商許可の公開状況(調査25サービス) 番号まで確認できた 14件 (56%) 取得は確認・番号は未記録 9件 (36%) 確認できず/記載が食い違う 2件 (8%) 「確認できず」は無許可を意味しません。利用者が番号を照合できる状態にあるかを示しています。 調査日: 2026年7月19日〜23日/出典: オリパ検証ラボ(WEBBOX合同会社)調べ ※ 調査対象26サービスのうち、調査継続中の1サービスを除く25件で集計
図: 古物商許可番号まで利用者が確認できたのは、25サービス中14件(56%)だった。

発見2:情報が食い違う例が2件あった

本調査でもっとも注目すべき点です

  • 1. くじ鶏。公式サイトで古物商許可番号を確認できませんでした。さらに、あるオリパ紹介媒体が同一の記事の中で、2つの異なる許可番号を記載していました。番号が一致しない以上、当サイトはどちらも事実として扱っていません
  • 2. bee本舗。公式の案内どうしで記載が食い違っており、許可番号を特定できませんでした

これは「無許可である」という意味ではありません。ただし、番号を利用者が確認できない状態であることは事実です。オリパを紹介する媒体の情報が、必ずしも一次情報と一致しないことを示す実例でもあります

発見3:実店舗を併せ持つのは6サービス

オンラインだけでなく実店舗を運営しているのは、clove(秋葉原・名古屋大須・大阪の3店)/エクストレカ(秋葉原)/アイリストレカ(池袋)/bee本舗(6店)/ドラゴンスター(全国およそ14〜15店)/イブガチャ(カードショップイブ)の6サービスでした。店舗数ではドラゴンスターが最多です。実店舗の存在は、連絡先と実体が明確であることの裏付けになります。なおアイリストレカ池袋店については、媒体の記載を鵜呑みにせず、ポケモンカードゲーム公式の店舗検索に掲載されていることを確認しています

発見4:需要が大きくても掲載を見送った例

検索需要が相当規模あるにもかかわらず、公式の特定商取引法に基づく表記で運営会社を確認できず、掲載を見送ったサービスがあります(オリパスマッシュ)。当サイトは、需要の大小ではなく確認できるかどうかで掲載を判断しています。掲載基準は編集方針に公開しています

指標別の集計|何が公開され、何が公開されていないか

26サービス(集計は調査継続中の1社を除く25社)について、項目ごとの公開状況を集計しました。業界全体の情報公開の水準を示すデータとしてご利用ください

項目別の公開状況(25サービス)
調査項目結果備考
運営会社(法人名)の特定25社/25社(100%)特定商取引法の表記または複数媒体の一致により、全社で法人名を特定できた
古物商許可番号の確認14社/25社(56%)番号まで利用者が確認できる状態にあった社。残りは取得は読み取れるが番号を記録できず
番号が確認できず/食い違い2社公式で確認できない、または記載が食い違っていた(無許可を意味しない)
全オリパの排出割合を公開1社/25社(4%)ポケパ365のみ。各賞の確率まで公開している唯一の例
排出履歴(当たりの消化状況)を公開1社DOPA。S賞・A賞が何口目に出たかを確認できる
天井を「機能」として実装1社エクストレカ。他社の「天井」は商品説明内の表現だった
課金上限を利用者が設定できる1社オリくじ。注意書きではなく仕組みで制御している例
実店舗を併せ持つ6社bee本舗(6店)・clove(3店)・アイリストレカ(池袋)・エクストレカ(秋葉原)・ドラゴンスター(約15店)・イブガチャ
上場企業またはグループが運営3社ビクトレ(東証3810が直接運営)・Dオリパ(DMMグループ)・アイリストレカ(上場企業のグループ会社と公式表記)
発送依頼に最低ポイント条件あり複数社で確認1,500コイン〜5,000コインまで幅がある。無料枠で当てた1枚だけを受け取れない設計の社が存在する

この集計から読み取れるのは、「運営会社は分かるが、確率は分からない」という業界の姿です。会社の実体は追跡可能である一方、商品の中身に関する数値情報の公開はごく一部にとどまっています

発見5:「天井」の意味が社によって違う

本調査で予想外だったのが、「天井」という言葉の使われ方です。パチンコやソーシャルゲームでは「一定回数で当たりが確定する機能」を指しますが、オリパでは統一されていませんでした

  • 1. 機能として実装されている例:一定回数以内に上位賞が確定する仕組みがサービス側に組み込まれている。本調査ではエクストレカで確認
  • 2. 商品説明内の表現である例:個々のオリパの説明文に「天井あり」と書かれているが、サービス共通の機能ではない
  • 3. 利用者が混同しやすい:どちらも「天井」と表示されるため、サービス全体で保証されていると誤解する可能性がある

「天井あり」という表記を見たら、それが機能なのか商品ごとの説明なのかを確認する。この一手間が、期待とのギャップを防ぎます

発見6:受け取り条件は横並びで見ないと分からない

本調査でもっとも実用的な発見が、発送・受け取り条件の社ごとの差です。個別のサイトを見ているだけでは気づきにくく、横並びにして初めて差が見えます

発送依頼の条件(確認できたもの)
オリくじ発送に300有償コインが必要(無償分のみでは受け取れない可能性)
オリパスタジアム1,500コイン以上/カード保管期限は規約72時間(本調査で最長)
どっかん!トレカ3,000ptからまとめて依頼
くじ鶏5,000コインから
ペンギンガチャ3,000pt以上でまとめて依頼(閾値構造とみられる)
おりパンダ3,000コインから/公式表記は申請後14日以内
日本トレカセンター1,000コイン相当以上の保有が条件(媒体記載)/発送は公式表記で原則24時間以内
アイリストレカ送料無料・5pt〜/返品・交換には開封時の動画が必要(規約に明記)
ポケットクロス送料は原則無料/支払方法9種類

「無料で引ける」と「無料で受け取れる」が別であることは、この表からも読み取れます。特に、数千ポイントの閾値を設けている社では、無料枠で当てた1枚だけを受け取ることができません。これは不当な設計ではなく(送料の実費があるため合理的です)、事前に知らないと誤解が生じるという性質の情報です

発見7:業界は「玉石混交」ではなく「情報公開度がまちまち」

調査前の想定は「怪しい社と真っ当な社が混在している」というものでした。しかし実際に26社を調べた印象は異なります

  • 1. 運営会社が不明な社は、掲載候補の中にはほぼ存在しませんでした。法人名は全社で特定できています
  • 2. 差が出たのは「どこまで公開しているか」です。古物商番号を明記する社と、取得は読み取れても番号を出さない社。確率を公開する社と、当たり本数までにとどめる社
  • 3. つまり違いは「善悪」ではなく「透明性の水準」です。公開している社ほど、利用者が自分で検証できます
  • 4. ただし例外もあります。特定商取引法の表記で運営会社を確認できないサービスは、検索需要が大きくても当サイトは掲載していません(後述)

この結論は、利用者にとって実務的な意味を持ちます。「怪しい社を避ける」よりも、「自分で検証できる社を選ぶ」ほうが具体的で実行しやすいからです。検証できる社を選べば、その後の判断も自分で下せます

本データの活用方法

本調査データは、次のような用途を想定しています

想定される活用
利用者の方サービスを選ぶ前の確認材料として。特に古物商許可番号の照合手順は、本ページに載っていないサービスにも応用できます
報道・記事執筆の方オリパ業界の情報公開度を示すデータとして。集計値(25社中14社=56%など)は引用しやすい形にしています
消費者相談の現場「発送されない」「受け取れない」という相談の背景に、最低ポイント条件の存在があることを示す資料として
研究・調査の方調査方法と限界を明示しているため、追試・検証が可能です。異なる時点で同じ手順を行えば、業界の変化を測れます
掲載サービスの運営者の方記載の訂正依頼を歓迎します。お問い合わせよりご連絡ください

この調査の限界

  • 1. 公開情報にもとづく調査であり、許可の実在を公安委員会に照会したものではありません
  • 2. 一部のサービスは公式サイトが動的に描画されるため直接読み取れず、複数媒体の一致(②)にとどまります
  • 3. 情報は変化します。運営会社の変更・表記の削除・許可の更新は随時起こり得ます
  • 4. 「番号を確認できなかった」は無許可を意味しません

なぜこの調査を行ったのか|背景と問題意識

本調査を始めた理由を明らかにしておきます。調査の動機を開示することは、データの読み手が偏りを判断するために必要だと考えるためです

  • 1. オリパの比較情報が「還元率ランキング」に偏っていたこと。ところが還元率は、カードの価値(分子)も販売総額(分母)も運営会社が設定するため、社をまたいだ比較には使えません。実際、ある大手の注記には「還元率=発売時点の当社基準の景品コイン数÷総販売コイン数」と自社基準であることが明記されています
  • 2. 「優良店」の条件が曖昧なまま使われていたこと。多くの記事が「優良店」を紹介しますが、その条件が検証可能な形で示されていないことが少なくありません
  • 3. 当選報告の数が安全性の根拠のように扱われていたこと。報告には投稿でポイントがもらえる導線がある社があり、また外れた人は投稿しません。数の多さは安全性を示しません
  • 4. そこで「検証可能な事実だけ」で比較を組み立てられないかと考えました。その結果たどり着いたのが、運営会社・古物商許可・当たりの明記という3点です。これらは利用者が自分で確認でき、第三者による検証も可能です

本調査は、その3点を26社すべてに適用した記録です。優劣を付けることではなく、「何が確認できて、何が確認できないか」を明らかにすることを目的としています

なぜ古物商許可を指標にしたのか

本調査が古物商許可を中心に据えた理由も説明します。数ある情報の中で、この項目には他にない性質があります

古物商許可を指標にした理由
①法令上の必要性オリパは中古カードを含むため、事業として売買するには古物営業法上の許可が必要です。つまり「あってもなくてもよい」情報ではありません
②第三者による検証が可能番号が公開されていれば、各都道府県公安委員会の一覧で誰でも照合できます。運営の自己申告に依存しない、数少ない項目です
③公開するかどうかに姿勢が出る許可を取得していても番号を公開しない社はあります。公開の有無は、利用者に検証させる姿勢の有無を映します
④還元率と対照的還元率が「運営が決める数字」であるのに対し、古物商許可は「行政が与えた事実」です。比較の土台として性質が違います

この4点から、本調査は古物商許可番号の確認可否を中心指標としました。結果として、25社中14社(56%)でしか番号を確認できなかったことが、本調査最大の発見となっています

他の比較情報との違い

本データが既存の比較情報と何が違うのかを整理します。優劣の主張ではなく、性質の違いの説明としてお読みください

性質の比較
観点一般的な比較記事本調査データ
中心となる指標還元率・当選報告・口コミ運営会社・古物商許可・当たりの明記
数字の出所多くが運営の自己申告公的に照合可能な情報、または編集部の実測
順位付け1位から順に提示順位を付けない(検証できない数字で順位を作らないため)
確認の強さ区別されないことが多い3階層で明示(編集部が確認/複数媒体が一致/媒体の記載)
不都合な情報省かれることがある記載する(番号を確認できなかった社、掲載を見送った社も公開)
再現性手順が示されないことが多い調査方法と限界を明示し、追試可能

本調査に関するよくある質問

順位の根拠になる数字が存在しないからです。一般的な比較記事は還元率で順位を付けますが、還元率はカードの価値(分子)も販売総額(分母)も運営会社が設定するため、社をまたいだ比較が成立しません。比較可能な数値である排出割合は、25社中1社しか公開していませんでした。つまり「当たりやすさで順位を付ける」ことは、データ上不可能です。当サイトは代わりに、確認できた事実を横並びで提示し、読者が自分の目的に応じて選べる形にしています
公式の特定商取引法の表記で運営会社を確認できなかったサービスは、掲載していません。実例として、月間の検索需要が相当規模あるサービスでも、運営会社を確認できず、加えて未確認の重大な疑惑が複数の情報源で交錯していたため掲載を見送りました。需要の大きいサービスを掲載すればアクセスは増えますが、運営会社を確認できないサービスを推奨することは当サイトの基準では不可能です。掲載しないという判断も、読者への情報だと考えています。基準は編集方針に公開しています
いいえ、まったく違います。本調査で「確認できず」としたのは、公開情報の範囲で、利用者が番号を照合できる状態になかったという事実の記録です。許可を取得していても番号を公開していない場合、一覧の記載形式が異なる場合、更新のタイミングによる場合など、確認できない理由は複数あります。無許可営業を主張するものではありません。本データを引用される際も、この区別を維持していただけると幸いです
比較可能な数字ではないからです。還元率は「カードの価値÷購入金額」で計算しますが、そのカードの価値を決めているのは各運営会社です。分子も分母も運営が設定する以上、社をまたいで並べても意味を持ちません。実際、大手の注記にも「当社基準」と明記されています。ただし還元率の表記自体を否定はしません。計算根拠(どの相場を、いつ時点で採用したか)を注記している社は、むしろ誠実です。問題は、注記を読まずに数字だけで順位を作ることです
はい、引用を歓迎します。報道・研究・消費者向けの注意喚起など、目的は問いません。出典として「オリパ検証ラボ(WEBBOX合同会社)調べ」と本ページへのリンクを添えていただけると幸いです。集計値(25社中14社=56%など)は引用しやすい形にまとめています。なお本データは公開情報にもとづく調査であり、許可の実在を公安委員会に照会したものではない点も、あわせてお伝えいただけると正確です
あります。運営会社の変更、表記の追加・削除、許可の更新は随時起こり得ます。本ページには調査日と更新履歴を明記していますので、引用の際は調査時点をあわせて示していただくのが正確です。当サイトは定期的な再確認を編集方針として定めており、変更を把握した場合は速やかに更新します(更新ポリシー)。誤りを見つけられた場合はお問い合わせよりご指摘ください
もちろんですお問い合わせよりご連絡ください。編集部が一次情報(公式サイト・特商法の表記・規約・公的な一覧)にあたって事実関係を確認し、誤りが確認できた場合は速やかに修正します。特に安全性・法令・金銭に関わる誤りは、確認でき次第ただちに修正します。また、古物商許可番号を「確認できず」と記載した社について、番号を公開いただければ再調査のうえ記載を更新します。訂正の手順は訂正ポリシーに公開しています

追試のための補足|同じ調査を行う方へ

本調査は再現可能であることを重視しています。同じ手順を別の時点で行えば、業界の変化を測ることができます。追試される方向けに、実務的な補足を記します

  • 1. 公式サイトが動的に描画される社があります。JavaScriptで内容を生成しているサイトは、自動取得ツールでは本文を取れないことがあります。その場合はブラウザで直接開いて確認してください。本調査でも、この理由で「複数媒体の一致」にとどめた項目があります
  • 2. 特商法の表記はフッターにあることが多いです。見つからない場合は「特定商取引法」「特商法」「会社概要」「運営者情報」で探します。それでも見つからない場合、それ自体が調査結果です
  • 3. 古物商許可番号は12桁前後の数字です。先頭2桁が都道府県コードにあたるため、どの公安委員会の一覧を見ればよいかが分かります
  • 4. 媒体の情報は必ず複数で照合してください。本調査では、ある媒体が同一記事内で2つの異なる許可番号を記載していた例がありました。1媒体の記載だけを根拠にしないことが重要です
  • 5. 「確認できた」と「確認できなかった」を明確に分けて記録してください。確認できなかったことを「問題がある」と解釈しないことが、公正な調査の条件です
  • 6. 調査日を必ず記録してください。この種の情報は変化します。日付のないデータは、時間が経つと使えなくなります

補足:本調査に含めていない項目

公正を期すため、本調査が扱っていない項目も明示します。これらを知りたい読者は、他の情報源と併用してください

調査対象外の項目
還元率の実測各社のオリパを大量に引いて還元率を実測することは行っていません。統計的に意味のある回数を引くには多額の費用が必要で、現実的でないためです
当たりやすさの比較排出割合を公開している社が1社のみのため、社をまたいだ比較は成立しません
カードの真贋届いたカードが本物かどうかの鑑定は行っていません。真贋の判定には専門機関による鑑定が必要で、本調査の範囲を超えます
サポート対応の品質問い合わせへの応答速度や対応品質は評価していません。個別の対応は担当者や時期によって差が出るため、少数の事例では一般化できないと判断しました
許可の実在照会公安委員会への直接照会は行っておらず、公開情報の範囲での確認です
財務状況・経営の安定性各社の財務内容は調査していません(上場企業については公開情報があります)

これらを扱っていないのは、確認できないことを確認したかのように書かないためです。調査の範囲を明示することも、調査データの一部だと考えています

本データで使用している用語の定義

引用の際に解釈が分かれないよう、本調査で使用している語の定義を明示します

用語の定義
オリパ「オリジナルパック」の略。ショップが独自に構成したトレーディングカードのパック。公式のパックとは別の商品で、封入内容・価格・当たり本数はショップが設定する
オンラインオリパWeb上のガチャ形式で引けるオリパ。当たったカードは配送されるか、ポイントに変換できる形式が一般的
確認できた編集部が一次情報(公式サイト・特定商取引法の表記・規約・公的な一覧)を直接読んで確認したこと。本データで最も強い確認水準
複数媒体が一致公式を直接読み取れないが、独立した複数の媒体が同じ内容を報じている状態。編集部が公式で直接確認したものとは区別する
媒体の記載特定の媒体が書いているのみで、裏付けが取れていない情報。本データでは事実として扱わない
確認できず公開情報の範囲で利用者が照合できなかったこと。無許可・違法を意味しない
排出割合各賞が出る確率。「還元率」とは異なり、運営の価格評価に依存しない数値
還元率支払額に対して戻る価値の割合。カードの価値評価を運営が行うため、本調査では比較指標として採用していない

調査の経緯と今後

本調査は一度で完成したものではなく、掲載サービスを増やしながら段階的に精度を上げてきました。その経緯も記録します

  • 1. 当初は20社規模で開始。各社の運営会社と規約を1社ずつ確認する形で進めました
  • 2. 途中で重大な誤りを1件起こしました。あるサービスを別のサービスと取り違えたのです。この反省から「一致する箇所の数ではなく、独立した情報源の数で判断する」「同定は公式の特商法に記載された法人名から行う」というルールを設けました
  • 3. その後、掲載を26社まで拡大。追加のたびに同じ手順を適用しています
  • 4. 調査を集約する過程で、自サイトの誤りも発見しました。実店舗を持つ社の数を誤って記載していたため、該当箇所を修正しています。全社を横並びにして初めて見える種類の誤りでした
  • 5. 今後も、掲載社の追加と定期的な再確認を継続します。変更を把握した場合は更新履歴に記録します

誤りを起こしたこと、そしてそれをどう是正したかを公開するのは、このデータの信頼性に関わるからです。調査の過程を隠して結果だけを示すより、経緯を含めて開示するほうが、読み手が精度を判断できると考えています

この調査が示していること

最後に、本データから読み取れることを一文で言えばこうなります。オリパ業界において、利用者が自分で検証できる情報は限られている。しかし、まったく無いわけでもない

運営会社の法人名は全社で特定できました。一方、古物商許可番号まで確認できたのは半数強、各賞の確率を公開している社は1社のみです。つまり「誰が売っているか」は分かるが「何がどれだけの確率で出るか」はほとんど分からない。これが現状です

この状況で利用者にできることは、公開されている情報が多い社を選ぶことです。確率を公開している社、許可番号を明記している社、受け取り条件を明確に示している社。これらは「当たりやすい社」ではありませんが、自分で判断できる材料をくれる社です。判断材料があれば、納得して選べます

本調査が、その判断の一助になれば幸いです

引用について

本調査データの引用を歓迎します。報道・研究・消費者向けの注意喚起など、目的を問いません。引用の際は、出典として「オリパ検証ラボ(WEBBOX合同会社)調べ」と、本ページへのリンクを添えていただけると幸いです

出典表記の例オリパ検証ラボ(WEBBOX合同会社)調べ「オンラインオリパ26サービスの運営会社・古物商許可 調査データ」2026年7月23日
https://oripa-lab.web-box.co.jp/research

データに誤りを見つけられた場合、また掲載サービスの運営者の方で記載の訂正をご希望の場合は、お問い合わせよりご連絡ください。一次情報にあたって確認し、誤りが確認できた場合は速やかに訂正します(訂正ポリシー

更新履歴

このデータの更新記録
2026-07-23調査データを初回公開(26サービス)。実店舗を持つサービスの集計を6件に修正(clove・エクストレカを追加、店舗数最多をドラゴンスターに訂正)
2026-07-19新規6サービス(ドラゴンスター・おりパンダ・ICHICA・TORAオリパ・スパークオリパ・イブガチャ)の運営会社を調査

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